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終わらない人 宮崎駿が面白かったですよ

アニメ

毎日毎日とても忙しい、、、このままあっという間にクリスマスが来て、大晦日が来て、そしてお正月が来るのかと思うと、少々ゾッとする今日この頃です。

 

さて、先日「終わらない人 宮崎駿」というドキュメンタリーを観ました。

 

何気にテレビをつけたらやり始めたのですが、思わず最後まで見入ってしまいました。

 

引退宣言をした宮崎さんが、いま何をやっているのか?を追跡した内容なのですが、ジブリ美術館用の短編アニメーションで初のCGにチャレンジしたり、人工知能とCGのコラボについてプレゼンに来たドワンゴの会長さんをメッチャ叱りつけたり、なんだかんだ言っても長編アニメーションを作りたいんだ、と心境を吐露するなど、なかなか見応えのある内容でした。

 

NHKドキュメンタリー - NHKスペシャル「終わらない人 宮崎駿」

 

中でも、ドワンゴの会長さんがプレゼンに使用した、人工知能が描写したCGアニメについて宮崎さんがメチャクチャ怒る、という場面が印象的でした。

 

人工知能に「素早く移動する」という命令を与えると、人の形をしたCGが異形の描写を行う、というもので、ドワンゴの人曰く「人工知能には痛みという概念がないため、手足だけではなく、通常守らなければならない頭部も使用して素早く移動しようとする」という事でしたが、人がのたうちまわりながら移動する様に見えるそれは、正直嫌悪感を感じるものでした。

 

そのプレゼンの様子を見ていて真っ先に思ったのは「元々CGを敬遠していた駿氏が、良い感想を持つはずがないじゃないか!」という事でしたが、やはり次のシーンで宮崎さんは「生命への冒涜だ」と嫌悪感と怒りを露わにしていました。

 

客観的に見て、これを見せれば宮崎駿は怒るだろう、と分かりきっている様な内容でしたので、もしかしたら鈴木プロデューザーが”何か”を狙ってわざと見せたのかもしれません。

 

実際に、それが刺激になったのか発奮材料になったのかは定かではありませんが、番組の終盤で「長編アニメを作りたい」と駿氏が言い出すので、本当に鈴木氏プロデューサーの差し金なのかもしれませんが、本当にそうだったとしたらドワンゴの人がちょっと可哀相な気もしますね。

 

ドワンゴの人曰く「ゾンビゲームとかに使えるんじゃないか」とか「あくまでもこんな事ができますよ、というテスト」と引きつった顔で弁明はしていましたが、鈴木プロデューサーの「これで何がしたいの?」という問いに、ドワンゴさんの違う方が

 

「機械に絵を描かせたいです」

 

と平然と言い放っていたのは、CGを使って全く思う様な描写ができず、何ヶ月も苦しんでいる宮崎さんにとって、どんな風に聞こえただろうか?と、とても気になりました。(宮崎さんはそれについては語らず)

 

アニメーターの方たちの過酷な労働環境を鑑みれば、コンピュータが人間の代わりをし、アニメを製作する環境ができれば、それはとても素晴らしい事だと思うのですが、例えばそれは、今人間が行なっている過酷な作業を補完する様な仕事が理想的なのじゃないかな、と思いました。

 

将来、人工知能作画監督になってしまうとしたら、それは今私たちが認識しているアニメとは違う映像作品になるのかもしれません。

 

手書きのアニメはたまらなく好きですし、最新のCGを使用したアニメも、手書きでは絶対に無し得ない事を再現してくれるので、無くてはならないと思います。

 

先日観た”パトレイバー REBOOT”も、レイバーなどの描写はフルCG だそうです。

 

 

kamibukuro.hatenablog.com

 

特にロボットアニメでは、ロボットの描写はCGの方が絶対に綺麗ですし、迫力のある作画が出来るのは言わずもがなですが、それでも”CG然”とした作画は、なんと無く敬遠したくなります。

 

手書きの温かみを感じるCG、が、私は理想です。

 

宮崎駿ファンとしては、是非もう一度長編アニメーションを監督してほしいと切に願っています。

 

宮崎作品は全部好きですが、もし今度が最後の監督作品になるのならば、ナウシカラピュタの様な、冒険活劇的な映画を作っていただきたい!

 

多分絶対無理だとは思いますが、個人的には「ナウシカ完全版」か「泥まみれの虎」を観てみたいです!

 

その時は、きっとCGも使って、今までにない作品を魅せてくれると期待したいです!

 

 

 

泥まみれの虎―宮崎駿の妄想ノート

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